ゴールデンレトリーバーのブリーダーの責任

ゴールデンレトリーバー専門プロフェッショナルブリーダー&ハンドラー長久保秀子のサイトです

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股関節形成について




ゴールデンレトリーバーは遺伝病の代表として上げられる股関節形成不全症がありますが、外からではわかりずらい症例が多いと思います。
私がドックショーを通じてリンクの中で走る姿を見て、明らかにおかしいと思うものもあれば、若干怪しいと感じる走りをしている犬もいます。
もちろん、まったく問題のない走りをしているものもありますが、私がおもうに・・・・
まったく問題のなさそうな走りをしている子は、やっぱりレントゲン検査&OFA(アメリカの検査機関)でGOOD以上と評価された子だという事です。

OFAでフェアーで評価をもらっている犬と比較すると、われわれ数多くゴールデンの走りを見ている中ではまったく違いがあるものだと実感しました。
もちろんフェアーと言う評価であれば繁殖に使うのはアメリカではOKとされています、ただし相手はGOOD以上のものを使うのが望ましいとされています。
そうは言ってもクオリティの部分を考えると100%そのような組み合わせをするのは、難しい事だという事も理解できます。
しかし私たちブリーダーはそれを十分に把握し情報交換などを行い、遺伝病を増やさない努力をしなければいけませんし、それがブリーダーとしての責任でもあると思います。

軽度レベルの股関節形成不全症だとドックショーでは問題のない走りをすることが出来ます。
しかし繁殖には使ってはいけません。
一般の飼い主さんでは、気がつかないでしょう。

近頃のドックショーでは、明らかに炎症のある走りをするゴールデンが増えていました。
これは、あまりにも可愛そうな出来事です。
炎症があると言う事は痛みがあると言う事であり、何らかの治療が必要です。
経験のない動物病院などでは軽度の股関節形成不全についてはあまり重大にしない獣医さんもいるようですが、繁殖をするうえでは非常に問題にしなければいけない状態です。
ドックショーでは良い成績を常にとれる犬であっても、中身が違うという事を覚えておかなければなりません。

成績が良いからといって安易に繁殖プログラムに入れないということを心がけなければいけません。
ブリーディングとは、生易しいものではありません。
一人の安易なブリーディングによって、数十頭のゴールデンレトリーバーが苦しみます。
十分に考えてブリーディング出来るブリーダーが未来に貢献できるのはないでしょうか。

2010.10.23 長久保秀子

ofa.jpg合格証明書
e0049883_1638228.jpg股関節形成不全
e0049883_16443399.jpg健全な股関節